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相続トラブル[事例: 13]

ライフプランニング

相続人に関すること

被相続人父A 長男B 次男C

相続時の状況

父A推定被相続人、推定相続人は会社員の長男B(子供は独立しています)と次男C自営業(子供は次男の事業を手伝っています)の2人です。相続財産は築40年の古家の建つ土地40坪、5000万円と金融資産5000万円があります。長男Bは父と同居し父の面倒を見ています。次男は別生計で独立して自宅を所有しています。父は長年父母の面倒を見てくれたので自宅を長男に、金融資産は2人で各1/2という気持ちでいます。

相談者Bの質問

長男Bからの相談です。自宅は築40年を超えているためにそろそろ建て替えが必要になっています。まだ父が元気なので建て替えをしてしまうか、それとも相続があってからにした方がいいか迷っています。また、自分たち家族の老後を考えると自宅は売却して小さなマンションに引っ越すことも考えています。父は長男が土地を相続するのを当然と思っていますが、次男の気持ちを考えるとトラブルが起きないか心配です。いずれにしてもB自身が65歳定年ですので10年後には年金暮らしになることを考えるとどのような選択をしたらいいのか不安です。

問題点の抽出提案

① 多くの方が同様の不安を抱えています。人生100年時代を迎えて誰もが悩む問題です。相続をどうするかの前にライフプランをどうするかを検討する必要があるように思います。

② そこで、Bさんのライフプランを作って将来にわたっての自身の資金残高を予測することにしました。

③ 最初にAさんBさんCさんの年齢を記入します。経過年数が増えるごとに年齢が増えていく当たり前のことにハッとさせられる表です。今後起こることを予測して記入していきます。父親の介護や相続、Bさん自身の定年、Cさんの今後の生活環境の変化などを予測しながら、それに伴って生じる収入、支出も記入してみました。

④ その後、不動産を建て替えた場合、土地を売却した場合などを想定して、それぞれにライフプランをシミュレーションしてみました。その他にも遺産分割についても幾通りかのシミュレーションを実施しました。Aさんの介護施設への入所やCさんへの相続分の配慮なども検討しました。

⑤ 弟のCさんとも話し合いをしました。幸いにCさんの子供が仕事も覚えて徐々に任せられるようになっているので心配ないとのこと。逆に父の面倒をかけて済まない。との回答もいただきました。

⑥ その結果、Bさんは老後の資金の捻出に意識を向け始めました。家の建て替えや売却の結論は出ていません。今後の父の様子を見ながら決めていく考えです。

⑦ 家族の状況は毎年変化していきますので今の時点で方向性を固めるには無理があるようです。ただ、今後、毎年ライフプランを見直して近いうちに方向を定める意向とのことでした。

解決できた事項

① Bさんが自身の将来の予測に時間をかけてライフプランを考えたのは初めでした。「ライフプランを作って改めて自分の年齢にびっくりしました。もう55歳なんだと改めて実感させられました。」と語っていました。

② 将来のシミュレーションをいくつか作る中で、年金や老後の生活資金のことを真剣に考えたそうです。また、資金的な安定が見えると不安も解消できることにも気づいたそうです。

③ 古家の建て替えや売却などに目が行きがちですが、将来の生活設計に主眼を置いたプランニングが重要と感じています。

④ Bさんとは今後もライフプランを作る予定にしています。

解決事例カテゴリー
相続税申告事業承継遺言不動産対策家族信託相続トラブル
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